CompactFlash:ポータブルストレージのOG
CompactFlashは、静かに今日のリムーバブルメディアの基盤を築いたポータブルストレージの「オリジナル・ギャングスター」だ
スツールを引き寄せ、グラスに入っているものをひと口飲みながら、十分な評価を受けていないある技術について話そう。多くの人は、USBフラッシュドライブこそがポータブルストレージの主役だと思っている。キーホルダーにぶら下がっている、あの小さなプラスチックの棒。すでに12回はなくしたやつ。でも、本当の起源の物語は? それはもっと昔にさかのぼる。USBがクールになる前。ノートPCが薄くなる前。カメラが動画を撮れるようになる前。現代のポータブルストレージの真のOGはCompactFlashだった。
CompactFlashが登場したのは1994年だ。数字だけ見るとそれほど昔に感じないかもしれないが、当時のテクノロジー環境を思い出せば印象は変わる。ダイヤルアップモデム。ベージュ色のタワー型PC。まるでトレーニング機器のように重いノートPC。ストレージといえばフロッピーディスク、Zipドライブ、そして回転するハードディスクだった。フラッシュメモリは存在していたが、まだ珍しく、高価で、主に組み込みシステムや産業機器向けだった。そこにSanDiskがCompactFlashを投入し、リムーバブルストレージの流れを静かに、しかし大きく変えた。
